新しい職場の仕事に慣れるまでの期間は?辛い・しんどい・ストレスな状況はいつまで続くのか?

要約

新しい職場の仕事に慣れるまでの期間は、3か月が目安。根拠は、人間の習慣化(慣れ)に必要な日数がそれくらいだから。したがって、新しい職場でまだ3ヶ月経ってないなら、もう少しの辛抱。いずれしんどい気持ちも和らいでいく。

仕事に慣れるまでの期間は、自分の不甲斐なさを直視することも多く、自己肯定感も下がるもの。そんなときにまず一番に考えるべきは、早く慣れることよりも必要以上に気分を下げないこと。慣れには継続が必要だが、その継続のためには気分を上げることが一番大事。(ランチは絶対に自分の好きなものを食べるなど)

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目次

新しい職場の仕事に慣れるまでに「つらい」「しんどい」と感じる瞬間

以下に記載するのは、多くの人が仕事に慣れるまでにぶつかる壁です。おそらくあなたも半分以上は身に覚えのある部分があるのではないかなと思います。

覚えることが多すぎて、覚えが悪い自分にいらだつ

転職や部署異動で新しい職場に移ると、仕事の進め方がガラリと変わります。覚えることは、それこそ山のようにあるでしょう。

業務の説明というのは、だいたい最初の方にまとめてされることが多いですが、一気に全部覚えるなんて到底無理ですよね。それにある程度覚えたと思っても、イレギュラーなことが起きれば全く対処できず、できない自分にイライラしてしまうこともあると思います。

常に気を張っていて疲れる

新しい職場というのは、そこにいるだけでなんとも言えない緊張状態になるものです。初めてのことばかりで常に気を張っていて、仕事が終わった帰り道や帰宅後は、疲れがどっと出てしまうこともあると思います。

休日もこれまでのように楽しめず、ぐったりしたまま1日を過ごしてしまうこともあるでしょう。

人間関係に馴染めず、浮いてる感じがする

業務はもちろん、新しい職場の人間関係も馴染むのは時間がかかりますよね。

特にはじめのうちはどうしたって立場が一番下ですし、できない状態がデフォルトですので、その場に居づらいというか、浮いている気がしてしまうこともあると思います。

些細なミスばかりして、周りに迷惑をかけるのが辛い

仕事を教えてくれる人が優しく親切であるほど、不慣れがゆえのミスをしてしまうと、申し訳なさを感じることもあるでしょう。覚えたはずのことができなかったりするほど、自分の不甲斐なさを直視することになると思います。

「教えてもらうのに時間を割いてもらっているのに」と考えるほど、「早くできるようにならなければ」という焦りも生まれてくるでしょう。

いつまでできない状態でも許容されるのか不安

新しい職場でできないことがあると「慣れないうちはできなくて当然」と声をかけてくれる人もいますが、とはいえ、いつまでも慣れないわけにはいかないですよね。「慣れないうちは当たり前」の状態がいつまで続くのかという考えも、内心の焦りにつながっていくはずです。

慣れて仕事ができるようになるまでの期間は「3ヶ月」が目安【66回理論】

冒頭でお伝えした通り、仕事に慣れる期間の目安は3ヶ月。根拠は人間が新しい物事に慣れるまでの平均期間です。

そもそも「仕事に慣れる状態」とはどういうものか、考え方はさまざまと思いますが、ここでは「日常的な業務が無意識レベルでできるようになる状態」と定義します。要するに、毎日する業務にイチイチ悩むことなく、習慣レベルでできるようになるということです。

そして習慣化形成についての研究によると、新しいことを習慣化するまでにかかる期間は、平均で「66日」と言われています。

会社員であれば、1か月の勤務日数は20日なので、だいたい「3ヶ月」になりますね。

要するに、このくらいの期間が経てば、固定化された業務は習慣レベルになり、脳のリソースをあまり使わなくてもこなせるようになります。すると、ぐったり疲れることもなくなりますし、細かいミスも減り、体力的にも精神的にも楽になるというわけです。

僕自身も、2ヶ月目経っても一向に慣れる気配がなく、「せっかく新しい職場に入社したのに、辞めるしかないのか」レベルまで追い詰められましたが、3ヶ月過ぎた頃からふと肩の力が抜けて、楽になった感覚がありました。

週5出勤以外のパートやバイトなら、3ヶ月しても習慣化に必要な日数に達しないこともあると思います。週2~3くらいの出勤なら、半年くらいは慣れなくて当たり前と考えて良いでしょう。

1~2ヶ月目はできなくて当然。覚えられない方が普通

1~2ヶ月目は新しい職場で働く上で一番苦しい時期です。
最初の2週間くらいはアドレナリン状態でモチベーションは高いものの、それを過ぎたくらいから自分のできなさが目の当たりになってくるんですよね。

「全然慣れない」というストレスは、働き始めて1~2ヶ月過ぎたくらいがマックスだと思います。ですが、この時期に慣れてない状態というのはいたって普通です。
むしろできる方が変というか、周りから「デキる人」のように過大評価されて、あとあとプレッシャーが大きくなったり、実力に相応しくない仕事を任されたりするかもしれません。

半年耐えれば、「仕事に慣れない」ストレスはなくなる

未経験の職種や全く違う分野に転職した場合、もしかするとなれるまでに3ヶ月以上かかることもあるかもしれません。しかし、最低限の仕事ができるようになるというレベルなら、半年あれば充分です。
逆に言うと、半年経っても最初の頃と全く変わらないなら、環境や職種が合っていない可能性も浮上してきます。「もう半年以上経ってる…向いてないのかも」という方は以下の記事も参考にしてみてください。

仕事に慣れるまでの期間内であれば、周りも「慣れなくて当たり前」という目で見てくれますが、とはいえ、この期間は厳密に言うと「あなたが何歳か」によって結構変わってきます。

年齢によって「まだ慣れてない」が許容される期間は違ってくる

要点としては、年齢が上がるほど「すぐできて当然」という前提で周りから見られています。

20代前半なら慣れるまで1年かかっても当たり前と見なされる

新卒や第二新卒に、過剰な期待を持つ企業は基本的にありませんし、「若い人材は長期的に育てる」と考えている企業が多いです。

そのため、20代前半であれば正直なところ、「1年くらいでようやく慣れる」というのが普通です。

もちろんそれより早く結果を出せば評価されるかもしれませんが、1年経っても慣れないからといって落胆されたり迷惑と思われたりすることもありません。

20代後半から30代は「3ヶ月くらいあれば慣れるだろう」と周囲も考えている

先ほどお伝えした「3ヶ月」という目安期間ですが、こちらは25歳~30代が主な対象です。この年代は、転職や異動などで環境が変わる頃かと思います。

こういった環境の変化の場合、「最低限の仕事の基礎は身についていて、あとはこの職場に慣れるだけ」といった前提で受け入れられるため、3ヶ月後くらいには仕事に慣れて、自走できる状態になることが期待されます。

40代になると、1ヶ月くらいで慣れることを周りは期待している

40代の転職の場合は、慣れて当然の期間はもっと短くなります。だいたい1ヶ月くらいでできるようになると期待されていることが多いでしょう。

早く覚えなければと焦る必要はありませんが、いつまでも慣れない状態だと周りからの目も厳しく感じるようになるかもしれません。

頑張り過ぎず肩の力を抜いて、まずは自分の機嫌を取ることから

仕事に慣れるまでの期間は、自分の不甲斐なさを直視することも多く、自己肯定感も下がり、仕事に行きたくないという気持ちも出てくるかもしれません。

そんなときにまず一番に考えるべきは、早く慣れることよりも「自分の機嫌を取ること」です。

というのも、慣れというのは結局時間が解決するもので、焦っても仕方ないからです。

一番ダメなのは、必要以上に思い悩み、緊張の糸が切れてしまったり、モチベーションがなくなったりしてしまうことです。
そういう状態にならないようにして、淡々と毎日仕事をこなしていけば、気づいた頃にはできるようになっているものです。

なので大事なのは途中で「もうダメだ」と思ってしまわないように、自分で自分のテンションを上げていくことです。

例えば、「ランチは絶対に自分の好きなものを食べる」でもいいですし、余裕がないかもしれないけれど、仕事終わりにあえて趣味の時間を作るなども有効です。

結局のところ大事なのは、いかに淡々と継続し、先ほどお伝えした「66回仕事に行った」という状態に達するかということです。まずはこの日数を目安に、取り組んでみてください。

さてここでは気の持ちよう、みたいな話をしましたが、次章から説明する実践的なノウハウがあれば、もっと最強です。

というわけで、慣れない職場で仕事ができるようになるために押さえるべき「人間関係」と「仕事の覚え方」について解説していきます。

慣れない職場で「浮いてる気がする」状態から、いち早く馴染むための3つのポイント

申し訳なさそうにするよりも、ハッキリお礼を伝える

仕事に慣れるまでは、何度も同じことを聞いてしまったり、間違えてしまったりして、申し訳なさを感じることも多いはずです。

ですがここで、あからさまに申し訳なさそうな顔をするのはあまりよくないです。というのも、相手が暗い表情をしていると、教える側のテンションも下がってしまうんですよね。

どうせ教える(あるいはミスをカバーする)なら、ハキハキとお礼を言ってくれる人と接する方が、気分も良いというものです。

「自分から」発信のコミュニケーションを取ってみる

新しい環境はどうしても受け身になってしまいがちです。会話にぐいぐい入っていける人ならいいですが、すでに出来上がっている輪の中に入るのは意外と難しいものです。

しかしここで一歩踏み込めれば、職場の人間関係に馴染める期間も短縮できます。まずは隣の席の人に自分から話しかけるといった小さいアクションで構いませんので、自分発信のコミュニケーションというのを意識してみてください。

仕事以外の雑談が意外と大事

慣れないうちは目の前の仕事で精いっぱいかもしれませんが、職場の人との雑談というのは、実は仕事に慣れることと同じくらい大事です。

というのも、人間関係がしっかりと出来上がっていれば、周りの目もそれほど気にならなくなるからです。仕事に慣れないことに負い目を感じているのは、まだ人間関係をうまく構築できていないというのも原因かもしれません。

親しくない人に囲まれた環境で、ストレスなく仕事を覚えるというのは、そもそも難しい話です。ある程度世間話ができるような間柄の人が一人でもできれば、慣れるまでのしんどさも多少は改善されていくはずです。

1日でも早く仕事を覚える方法【覚えられないストレスと些細なミスをなくす】

自分なりのマニュアルを作る

個人的におすすめなのが、ゼロからマニュアルを作るくらいの気持ちで仕事のやり方を書き記すことです。

社内マニュアルというのは仕事を分かっている人が書いているわけなので、どうしても前提が抜けていたり分かりづらかったりする部分もあるものです。なので、あとからマニュアルを見ても、いまいち分からないなんてことも意外とよくあります。

そこで、自分なりのマニュアルを作る気持ちで、教わったことをドキュメント化していくのです。そうすると、今の自分は何が分かっていて、何が分かっていないのかが明確になりますし、あとから見返した時も、自分が分かるように書いているので、迷うこともありません。

憶測で行動しない

仕事に慣れないうちは、憶測で行動しないように心がけてください。
「多分大丈夫だろう」「これでいいはず」のような考え方は、失敗をまねく原因となります。特にはじめのうちは、慎重すぎるくらいの姿勢でいることが大切です。

とはいえ忘れてしまったり間違えたりといったことも多発すると思いますが、「失敗できるのは今のうち」くらいの余裕を持っておくことも大事です。

実際そうで、最初のうちはいくら間違えても多少は大目に見られるボーナス期間みたいなものですから、その期間を存分に使って失敗しておきましょう。

指摘されたことをチェックリストにする

同じミスを繰り返さないためには、オリジナルのチェックリストを作るのもおすすめです。チェックリストに書くのは、一度自分が指摘を受けたことです。

例えば発注の申請で確認抜けがあったなら、それをそのままチェックリストにして、発注申請前に必ず目を通すようにしましょう。

人間の記憶は曖昧ですし、慣れないうちはすぐに忘れてしまって当然です。覚えられない・すぐ忘れてしまうなら、記憶に頼らない方法でミスをなくしていきましょう。

情報収集のすすめ

ここ3ヶ月以内に、一瞬でも「会社辞めようかな…」とリアルに頭をよぎったことはありませんか?

なければ読み飛ばしていただいて構いませんが、もし「正直、環境を変えることも視野に入れている」という方は、この機会に小さな一歩で良いので何か準備を進めてみるのもおすすめです。

少なくとも「10年後も今の職場で働くつもりですか?」と聞かれて、ちょっと考え込んでしまうのであれば、いつでも転職できる体制作り(準備)くらいはしておいても損はないでしょう。

辞めようかなと考えている人の中には、限界が来てから行動を始める人が多いですが、意外とそれは失敗のもとです。「早く辞めたい」という気持ちが強すぎるほど、焦りで準備がおろそかになり選考に通らなかったり、判断を誤ってしまったりするからです。

準備はできるだけ心にゆとりがあるときにしておきましょう。

とはいえ、いきなり履歴書を書いたりなんてする必要はありません。おすすめの転職準備についてまとめておくので、チェックしてみてください。

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▼取り扱い職種
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今は辛いと思いますが、「慣れたら楽になる」と信じて半年耐えてみてください

仕事に慣れるまでの3ヶ月くらいは、かなりしんどい気持ちになると思います。

しかしその局面を乗り越えると、少しずつ余裕が出てきて、気分的にすごく楽になります。歯を食いしばって耐える必要はなく、習慣化目安の66日に達成するまで淡々と仕事をしていくという感じでOKです。新しい職場に入ってまだ1~2ヶ月経ったくらいであれば、もう少し頑張ってみてください。

以下の記事も参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

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